MAD RAT DEAD

ニンゲンどもよ、聞いてくれ。
狂ったネズミの耳鳴りを。
2020年10月29日発売。
Playstation4/NintendoSwitch用ソフト。
MAD RAT DEAD (マッドラットデッド)
大変お待たせいたしました今月の日本一ちゃんゲーです。
クリア後の余韻と耳鳴りが止まらない素敵ゲーでした。
いやほんと…ほんと良かった…好き…

ジャンルはリズムアクション。
主人公マッドラットの頭に鳴り響くBGMのリズムに合わせジャンプやダッシュなどを入力しながらステージのゴールを目指す、リズムゲームと横スクロールアクションの特性を併せ持ったゲーム性。
リズム判定外で行動入力するとMiss判定となり、アクションも受け付けられなくなってしまうため常にリズムを刻み続けなければならないのだけれど、
障害物や落下物などをかわしながらリズムに乗り続けるのはなかなかどうして大変で、兎にも角にも死にまくり。
そこにもうひとつの特色として実装されているのが『時間巻き戻し機能』。
BPM単位で時を戻すとこが出来るので死の直前まで巻き戻し行動をやり直すことが出来る。(ただしBPMの残数は巻き戻らない。)
残り時間がゼロになるとゲームオーバー。ならない限りは死にまくりオッケー!
この機能なかったら余裕で詰んでました。というかこの要素前提の初見殺しの突発罠がかなり散りばめられてるんだけどね。ガッデム!

リズムゲーも横スクロールも苦手な私にとって正直かーなーりしんどくて、リズムを気にするあまり操作大混乱に陥って序盤で早々に心折れそうにもなったのですが
ストーリーがやばい。やばい。
研究所の実験用のラットとして生まれ育ったマッドラット。
ネズミの神様から最後の一日をやり直すチャンスを貰った彼は「ニンゲンに復讐すること」を望み、
限られた一日という時間を相棒:ハートと共に突き進む。
曲もめちゃくちゃ良いんだ……。
ストーリーに合わせて曲調が変わったりするのも本当に最高でね…。
愛しさと苦しさをエモさで情緒がぶっ壊される良シナリオ。
アクションパートのしんどさも、ステージ毎に推移していくストーリーが違った意味でしんどくてね…。ズブズブと遊び続けてしまう狂気。
苦しみを乗り越えた先のエンディングは、ただ、最高でした。



ストーリー一周クリアまでの所要時間は8時間程。
プレイ時間以上の密な体験はお約束しますマジ。
久々にキモオタ全開で喜びながら咽び泣いているのでトロコンまで遊びきりたいものの圧倒的技術力不足がツライ…。
トロフィー総数53の内、ステージ毎のリザルトS+獲得が条件の物が35個。その内現状4つしか獲得出来ていないという悲しさ。
上手くコンボ決まれば爽快なんだけどな~~~!その本懐を私では果たすことは出来そうにないのがとても悲しい。
難易度ノーマルで無理感全開なのに難易度ハードでコンプなんで確定的敗北でした。ぴえん
簡単に諦めてしまう私の無様な姿なんかより諦めずに抗うマッドラット君の生き様を見届けて欲しいので、全ゲーマーMAD RAT DEADをよろしくお願い致します…!

