こ な げ ー R e t u r n s .

CSゲームの感想やトロフィー録など

Horizon Forbidden West

滅びの大地を再び照らせ

発売日 2022年2月18日
プラットフォーム

PlayStation4/PlayStation5

ジャンル

オープンワールドアクションRPG

HP

Horizon Forbidden West | PlayStation

 

2017年に発売された『Horizon Zero dawn』の続編。

ゲリラゲームズ開発によるオープンワールドアクションRPG

 

 

異端児として育ち、孤独の中で戦い方を身につけ、自らの出自の謎に迫り、そしてメリディアンの危機へと立ち向かったアーロイ。

そんな前作での戦いから半年後、救世主となったアーロイは世界の崩壊を防ぐため新たな地「禁じられし西部」を訪れる。

 

Horizonシリーズとしてストーリーが地続きに展開された続編となっていて、主人公ももちろん続投。

広大な自然と高度なテクノロジーが融合したポストアポカリプスな世界観は散策しているだけでも楽しいし、世界一強くて世界一かっこいいアーロイちゃんは今作もとっても勇ましかった。

 

twitter.com

 

 

前作では孤独な中で自ら部族の長との交渉などもこなしてきたアーロイちゃん。

序盤は変わらず何でも一人で乗り切ろうとするものの、今作ではかつての友と新たな仲間達がひとつの"チーム"となって拠点に集結しアーロイを支えてくれるので、彼女を取り巻く環境の変化にめちゃくちゃグっときました。

 

人種や性別の配分も非常にバランスが意識されていて、特に女性キャラの活躍もかなり目立つ印象。全人類筋力ゴリラ。

 

全体的に民族や部族要素が前作よりかなり強まっていて、全NPC主張強めなフェイスペイントが施されているので正直逆に判別が難しかったり。

名称も聞きなれないカタカナ文字列が多すぎて序盤はストーリー全然頭に入ってきてなかったのはここで白状しておきます。

 

とはいえ後半になるにつれ各部族やキャラクターへの感情は深まっていく作りになっているので全体的に丁寧で分かりやすかったです。

ラストはまさに少年漫画のような展開もとっても良かった。締め方はズルい。

 

 

そしてHorizonといえば機械獣を相手とした「狩り」アクション。

 

槍や弓といった原始的な武器で機械に対抗するというコントラストがたまらなく楽しいし、ただ闇雲にボタン連打するだけでは決して太刀打ちできない難しさが面白い。

 

フォーカスにより敵を調べることで部位破壊を狙い、属性攻撃を与え、罠を仕掛け、瞬時に武器を切り替えながら巨大な敵へ挑む───

背後から忍び寄りステルスを狙うのも楽しいし、装甲を剥がし露出させた弱点部位を弓で射抜き一撃で仕留めるのも気持ちいい。

 

新武器として追加された投擲槍「スパイクスローワー」で特大ダメージを与えるのもかなり爽快だったし、「シュレッダーガントレット」はキャッチを妨害される中で3回連続ヒットをブチ込むのが面白すぎてメイン武器として活用。

同じく新要素の「勇士」についてはいまいち活用しきれなかったかも。(存在すら忘れてた。)

 

近接攻撃もR1とR2の組み合わせや押し込みの長さや間などでかなりのバリエーションの連続攻撃が使えるのはすごいなって。

私はヘタレ全開で初手ステルスor超遠距離から長弓→近付かれそうになったらロープで拘束→腐食でドロドロ→シュレッダーでドカーンが基本スタイルでした。

 

 

メインストーリーに加え豊富なサイドストーリー、そしてサブミッションも用意されていて圧巻数の寄り道要素は健在。

 

自由に散策するだけでも楽しめるのだけれど、間髪入れずに寄り道要素や機械獣の襲撃が待ち構えているので心休まる暇はあまり無かったです。なかなか辞め時が見つからずズルズル遊び続けてしまう底なし沼。

 

 

今作から壁などをスキャンすると登れる箇所やグラップルできる部分が分かりやすく黄色でハイライトされるようになったのだけれど、逆に前作で感じた「どこでも・どこからでも登れる!」感覚は少し薄れてしまったかも。登りたい箇所見つけてスキャンしたらどうあがいても登れないという現実をつきつけられる切なさ・・・(それでもどうにかして登ろうと足掻いてはみるけど当然登れない。)

 

…その分機械獣をオーバーライドして空飛べるようになれた時の感動は半端なかったんですけどね!前作でもどうにか空を飛ぼうと、気絶したストームバードの上によじ登ってみたりバグすれすれの荒業挑戦したりしてたので念願叶ってうれし泣き。

 

シールドウィングでの滑空やギミックも面白かった。水中での散策要素は思っていたよりオマケ感覚でした。水中アクション苦手なので助かります。

 

 

個人的なクリアまでの所要時間は約80時間。寄り道要素やマップ埋めもがっつり遊び尽くして堪能。

トロフィーも要素埋めしている過程で自然と取得できるものがほとんどでかなり甘い印象でした。本編クリアと同時にトロコン可能。

 

いやー面白かったです。

熱中度でいうとやや薄れてはしまったけれど、やっぱり世界観とアクションとグラフィックは抜群。

 

5年前も圧倒的なグラフィックに感動したけれど、Playstation5のクオリティを120%発揮した抜群の映像美に改めて感動させられました。全PSユーザーに遊んでほしいと心から。

 

ゲーム開始冒頭であらすじを紹介してはくれているし今作からのプレイで問題ない作りになってはいるけれど、ぶっちゃけストーリー部分については衝撃度を含め前作の方が秀でていたので、ぜひZerodawnから順を追って遊んでほしい…!

 

終わらぬ寄り道に気を取られて今回は全然(前作比)フォトモード活用できなかったのが唯一心残り。豊富なポージングと表情、フィルターなどの機能も充実でスクショゲーとしても完璧なのよね。

 

 

アーロイちゃんは世界一強くてかわいい!

続編の制作&発売が今から待ち遠しい~~