一杯のコーヒーからはじまるストーリー
インドネシアのインディーズゲームスタジオToge Productionsが開発したADV
『コーヒートーク』。
独特な世界観、そして暖かくてほんのり苦い、大人の香り漂う物語の数々は
日々の珈琲タイムが豊かになる素敵な物語でした。
物語の舞台は2020年のシアトル。
しかしそこには人間以外にも様々なファンタジー世界の種族が共に暮らしているという、独特で近代SFファンタジーな世界観。
主人公であるバリスタは、深夜のみ営業するCafe『COFFEE TALK』のマスターとして、訪れる様々な種族の客たちに暖かい飲み物を提供する。
エルフとサキュバスの種族を超えたラブストーリーや、人狼と吸血鬼の不思議な友情、
オークと人魚の出会い、ネコミミ族の親子喧嘩、地球人との交配を試みる宇宙人などなど。
姿形は違うものの理解し共感できる物語に時にはハラハラと、時にはクスッと微笑みながら心と体が緩やかに癒されていく。
日本語ローカライズもほぼ完璧。細かな言い回しもお洒落なものが多く、トキメキを抱かずにはいられない。
ストーリーメインのノベルゲームなので基本的には放置安定だけど、オート・スキップ機能もしっかり搭載。速度設定も丁度いい。
また20曲あるオリジナルBGMもどれも耳心地良く、お気に入りの曲を流しながら飲むコーヒーは大変に美味でした。
プレイ時間は10時間ほど。
トロフィーに関しても特に苦戦することなくプラチナまで獲得できました。
チャレンジモード50回サーブはスタートボタンで一時停止できるので落ち着いてやれば無問題。
隠しレシピも総当たりまでせずとも埋めることはできるし、客の発言にヒントが含まれていることが多いのでこちらも無問題。
一番苦戦したのはトロフィー関係なくラテアートかな。
これが俺の精一杯だ…。
インスパイアされているとの公言通り、同じインディーズタイトルでもある『VA-11 Hall-A』に雰囲気やUIなど酷似おり、コーヒー版VA-11 Hall-Aと呼ばれるに納得の作品だけれど、
この作品オリジナルとしての魅力も多分に含んでいたし、遊んでいて心地いい、好きが溢れる一本。
独特が故に人を選ぶとは思うけれど、VA-11 Hall-Aが面白かった人には120%オススメできし何か一つでもビビっとくるものがある人も遊んで損はなし。喫茶店好きなら迷わずGO。
このゲーム遊んでる間冗談抜きに珈琲ずっと飲んでいたし、たまたま同時期に新品購入したネ〇カフェバリスタも大活躍。
もう3000円やそこらで手に入るのねバリスタ。超便利。もっと早く買えばよかった。
珈琲タイムをワンランク豊かにするコーヒートーク。
そして、ネ〇カフェバリスタ。 どちらもオススメです。