からっぽの世界に詰められた少女
文明が滅び、有毒な菌類に汚染された世界。
かつて工場だった廃墟の片隅のスクラップ工場で目覚めた一台のロボットは
廃墟をさまよい歩いた末に、菌糸に侵された状態で眠る一人の少女・トリコを見つける。
衰弱したトリコを助け出したロボットはファクトリーAIと名乗る巨大モニターと共に
隔離された「テラリウム」でトリコのお世話をすることに。
void tRrLM(); //ボイド・テラリウム | 日本一ソフトウェア
「ボイド・テラリウム」
可愛さと切なさ、暖かさと不穏さが入り混じった良ゲーでした。
日本一信者ワイ、うれしさで咽び泣き。
爆売れしてほしいのでこれより全力ダイマ開始します。
祝杯あげながらの更新なので生暖かい目でご覧ください。
お世話ロボットであるプレイヤーは汚染され衰弱した少女・トリコに食料や物資を揃えるため、入るたびにガラリと変わる廃墟(ダンジョン)を探索。
ダンジョン内で獲得したアイテムで傷やエネルギーを回復、装備を見つけたら装着し、敵を倒すとレベルが上がってスキルを獲得。
階数が下がると比例して敵もどんどん強くなり、倒されると探索終了。まっさらな状態からやり直し───
という基本的にはシンプルで王道なローグライクゲーム。
だけれども、持ち帰った素材やレシピをクラフトで復元することによってロボットの基本能力が上昇していくという独自システムにより、ローグライク初心者にもかなりとっつきやすい設定に。
探索失敗となっても素材は持ち帰れるので「無駄死に」がないというのもありがたい。
獲得スキルにも独特で真新しいものも多く、どんどん強くなっていくロボットに俺TUEE状態味わえるのも楽しい。
日本一ちゃん伝統の「無限ダンジョン」も搭載されているので無心で遊べるローグライクゲームとしても普通に面白かった。
そして持ち帰った素材はテラリウムの改造・改装にも大活躍。
一粒で二度美味しい。むしろ能力アップよりもこっちがメイン!
テラリウムらしく草花で覆うも良し。トリコちゃんのためにオモチャをたくさんおいてあげるも良し。
少女を栽培飼育しているかのような背徳感にもかられつつ、自分だけのテラリウムを作りあげることが可能!
レシピの種類も要求素材もそこそこ多いので、何度も何度もダンジョンを探索する羽目にはなったけど、
楽しそうに遊ぶトリコちゃんの笑顔で全てが報われるよね…。
無機質なロボットを操作しつつも母性に駆られるの必至。
もう一つ母性を駆られる仕掛けとして存在するのが、滅亡前に流行した育成ゲームを元にしたという遠隔お世話端末「おせわっち」。
ダンジョン中もトリコの様子を伺うことが出来る優れもので、なんだか聞き覚えのある電子アラートや液晶でテラリウムの汚れ具合やトリコの空腹状態、健康状態を知らせてくれる。
良いスキルを手に入れ更に奥まで進もうと思っていた矢先にアラームが鳴ったり、バッテリー残量が少ない時に掃除を促されたりと、
元となった育成ゲームのオリジナル版の記憶が呼び起されたりもしたけれど、探索の駆け引きや世界観的なエモさにも一役かっていて大変良きでした。
汚染された空気に侵され免疫力も低く幼いトリコは、有害な物質や環境の変化などの要因で体調を崩し聞いたこともない様々な奇病も患うことに。
その病の種類も多く、どれも奇怪で痛々しいあたり相変わらず日本一ゲーの幼女への厳しさを感じざる得ないけれど、
その治療を行うロボットやファクトリーAIたちのロボットであるからこその倫理観ぶっ壊れっぷりも必見…。
エンディングのとある仕掛けには心臓搾り抉られたし、様々な思いを抱き考えさせられるストーリーは胸を突く。
若干ネタバレになるからあまり言いたくはないけれど、エンディングをみたトロフィーはタイミングか条件をどうにか変えて欲しかったかな…
私はプラチナ獲得した瞬間危うく納得しかけたよ…危ない……。違和感をスルーしてはだめ…だめです…よかった…(めっちゃ言ってる)
ちょいちょいエラー落ちがある点は確かに勿体ないけれど、愛しくて切なくて、大好きなゲームに新年早々巡り合えて今年もよい一年であることを確信しております。
これからも日本一ちゃんに全力お布施していきます!!!!!!
もう一度書くけれど爆売れしろ!!!
トリコちゃんかわいいよかわいいよ………(泣)