“ソードアート・オンライン”プロデューサーら豪華スタッフキャストが集結。
クラウドファンディングにより"制作共犯者"を募り、見事1800万もの支援を獲得。
360度の広がりを持つ空間で紡がれる、VRミステリーアドベンチャーゲーム。
Oculus Go/Rift/ Steam版を3月20日に配信。
そして8月22日PSVR版も配信開始。
東京クロノス https://tokyochronos.com/index.html
私自身も"制作共犯者"として支援し、ずっと制作状況を見守ってきていたので
ほんっっっっとに感慨深いし心待ちにしていたタイトル。
改めてクラウドファンディングってすごいシステムだよね。
色んな意味での最先端~を直で体感できた素晴らしいゲーム体験となりました。
いつから、なぜ、離れ離れになったのだろう?
小さなころ仲良しだった8人組。
その謎が明かされる時がきた。
時が止まった、誰もいない渋谷に、
8人が閉じ込められたことをきっかけに。
1人づつ消失していく異常な空間で。
----−私は死んだ。犯人は誰?
閉鎖された渋谷での犯人捜し。
すぐにでもバトルロワイアルおっぱじまりそうな不穏な世界設定ではあるのだけれど
そんな空間に集ったのは仲良し幼馴染8人組。
細かな設定についてはゲーム内で徐々に明かされていくので言及は避けるとして、
単純な推理物ミステリーというよりは、人間の泥臭い感情や葛藤やトラウマ的な部分を揺さぶってくるヒューマンドラマ的な側面の強いシナリオ。
これは遊ぶ人間によって感情掻き立てられるシーン変わってくると思う。
個人的にも幼少期や少年期の思い出掠めるシーンが何度かあって、
なんだか懐かしいような恥ずかしいような悲しいようなそんな気持ちになってちょっぴり泣きました。
主人公たちは現在高校2年生。そして小学生時代からの幼馴染。
そんな彼らが閉鎖空間ークロノス世界ーという恐怖の中で
過去回想を交えつつ、失った記憶を辿り、赦し、真相と真実にたどり着いたとき、
彼らは子供から大人へと変化していく。
一周目で得た情報や結末を経た上で迎える二周目の仕組みは
周回プレイとしてかなり秀逸だったし、
ちょっとしたブラフや、一部メタ的な部分も面白かった。
結末についてはわりと早い段階で予測は出来てしまったけど、
ちゃんとそこを上手く超えてしっかり収めてくれたのでプレイ後感もとてもよかった。
背景は固定、キャラクターの動作もシンプルで
極めて低いところまでVR酔いは軽減されていたと感じたし、
テキスト字幕も顔の動きから一拍おいてついてくるなど
かなり考慮されていたように思う。
実際、おそらく平均的レベルなVR酔い耐性の私も
ほとんど酔うことなく快適にプレイできました。
(シナリオへの興奮のあまりヘドバンしたら酔ったけど。)
VRのプレイエリアもかなり限定的なので、
衝動のままに隣に座る幼馴染の胸に顔をうずめようとしても一向にその距離が縮まることはなく、
ただただ上下に微動する幼馴染に向けて突進したり首を傾けるだけになってしまうので、
欲望抑えられない紳士は注意が必要かもしれない。
(この時もさすがに酔った。)
選択肢自体はとてもシンプルで
そういう意味でのゲーム性は極めて低いのだけれど、
アドベンチャーゲーム好きとしてはテキスト展開中に会話外キャラクターの表情や仕草をつぶさに確認できるのは嬉しいし、VRならではの仕掛けもあって素直に楽しかった。
間違いなく現VRアドベンチャーゲームにおいて最高クラスのゲームだと思う。
特にOP・EDムービーは曲はもちろん、VRアニメーションとしてかなりハイレベルでどちゃんこテンション上がった。最高最高最高。
このゲームを120%楽しむには少しだけ私は大人になり過ぎてしまった気もして寂しさはあるけれど、素直に楽しかったし面白かった!感謝のキモチ。
東国ユリアはいいぞ。ロウくんを愛せよ。
たぶん各キャラクターへの感想交えたら3倍の長文は書ける自身あるけどまったくネタバレする気はないから特に書くことなかった。けど各キャラクターへの感想交えたら3倍は書くことあります。
— こなりた (@gamuaah) 2019年8月25日
これからも良さ気なゲーム企画にはどんどん先行課金していこうかな。
さらば青春のヒカリ。