約1カ月、一意専心で遊び続けてきましたがようやくメインシナリオクリアの運びとなりました・・・・!
ほんと・・・・たのしかった・・・・!
システム的にもかなりクセは強いけれど噛めば噛むほど味のするスルメゲーもとい沼ゲーでした。
時に1403年、ボヘミア王国はヨーロッパの中央に位置し、多彩な文化と豊かな資源を背景に、神聖ローマ帝国の中枢として、栄華を誇っていました。しかし、人々に愛された皇帝チャールズ4世の死をきっかけに、王国は暗黒時代に突き落とされます。
本ゲームは、そのボヘミア王国で起きた史実に基づいています。15世紀の景色が広がる世界の中で、騎士の装備を身に纏い、中央ヨーロッパの歴史的な戦いに挑もう!
前の記事でも少し触れたけれど改めて。
まず、主人公が超のつくほどの一般人。
主人公ヘンリーは田舎の街で友人たちと穏やかで平穏な日々を送りつついつか外の世界に出て行きたいと夢見ていた 普通で、健全で、凡庸な、一般人くん。
そんな彼が突如として戦いの世界へと身を投じることとなるのだけれど
普通に弱い。てんで勝てない。
剣は振るうのではなく鍛えるものだと育てられてきた鍛冶屋の息子ですからね。
襲い来る蛮族にも盗賊にも、はたまた喧嘩相手の村人にさえも勝てやしない。
だからすげー死ぬ。簡単に死ねる。
高いところから落ちたら骨折するし、斬られたら出血するし、馬に蹴られたら即瀕死。
お腹すいたら力が出ないし眠いと前もまともに見れない。お酒で世界がぐ~るぐる。
なによりお金がないッ!
田舎から着の身着のまま飛び出してきたという寂しい懐事情なのに、あらゆるシーンで支払いや金での解決をせびられる。悔しい悲しい金がない。
序盤~中盤はそんなもどかしさの中で生きていくことを強いられるから心はぽっきり折れそうにもなるし何度も死に戻りも食らったけれど、
スキルパークの開放によって少しずつ着実に成長していくヘンリーと共にPSも上達し、この世界での"生き抜き方"を理解し、立ち回っていく感じがとても楽しかった。
ゲームは基本的に善人プレイを目指してしまう傾向にあるんだけど、真の善人として生き抜くにはあまりにも厳しく難しい世界なので、
いかに善人の皮を被りつつバレないように悪事に手を染めるか、それが一番大事。
スリに空き巣、ゆすりに恫喝、嘘八百、時に暗殺。
絶妙なヒリヒリ具合にとても痺れたしなんだか気持ちよかった。完全犯罪で徳を積むのだ…!
(なお悪事は露見すると問答無用で牢獄にぶち込まれる。おお神よ。)
主人公の能力値に、筋力や俊敏さ体力などと同様に話術・魅力・注目度などもあり、それらの数値に応じて様々な取引や会話の流れを優位に持ち込めたりするし、
またその結果によって物語も細かく変化していったり、好感度(評判)によって選択肢やクエストそのものが発生しなかったりなんかもするのでトライ&エラーで結末を選択していくのも面白かった。
そしてとっても顔がいい。
まじで表情の変化のひとつひとつが自然で、それでいて大変に豊か。
笑顔のヘンリー見ているだけでこっちまで笑顔になっちゃう。
FPS視点ながら主人公の顔面を頻繁に登場させるあたり技術的にも相当自信あるんだと思う。実際自信もって然るべき高クオリティー。
圧倒的な性能を持つゲームエンジンCryEngineを採用。繊細なグラフィックや昼夜のサイクル描写を、高いレベルで実現しています。
また、モーションキャプチャーの自社にあるスタジオとフェイススキャンの最新技術で、キャラクターの動き、表情を再現しています。
可愛いヘンリーのためにプレイ継続してきた節ある。愛着しかない。
RPGとして肝心のストーリー部分は史実を基にしているとあってとても壮大で、複雑でなんだか全然分けわからなくry・・・
まぁなんてったって3部作の1作目(噂)だからね!!!!!!
日本語訳に若干の怪しさと繋がりの曖昧さは多少あったんだけど
グッとくるポイントはたんまりあったし、笑いどころや萌えどころもあって
ほんとすんげーすんげー面白かったです。
最高の1カ月でした。
大規模戦闘が無双とは程遠い難易度で何度もリトライさせられたり、セーブ方法が特殊(飲酒or睡眠)ので都度巻き戻されたりもしてきたけれど、
そんな不親切でもどかしい部分全部ひっくるめて一つの作品としてかなり高水準で完成されたものだったし、個人的2019年GOTY入りは確実確定。
ただトロフィーはDLC込みで総数83(!!)で時限や指定選択肢のものもいくつかあるのでコンプは諦めてたり。
無殺人クリアはこのゲームのいいとこかなり削ぎ落しちゃう気するしなぁ。
でもトロフィー関係なしに2周目遊ぶのもやぶさかではないので狙える分はちまちま狙ってみようかななんて。
ボヘミアいいとこ、一度はおいで。
追加DLCや今後の展開が今から楽しみでしかない。ありがとう令和。