こ な げ ー R e t u r n s .

CSゲームの感想やトロフィー録など

HUMANITY

全人類の運命は、一匹の柴犬に託された。

発売日 2023年5月16日
プラットフォーム

PlayStation®5 / PlayStation®4 /

PlayStation®VR2 / PlayStation®VR /

ジャンル

パズルアクション

HP

HUMANITY

PSplusではEXTRA&PREMIUMにてPS4/PS5版がカタログ対象配信中。

 

「ある朝、目が覚めると、私は犬だった」

すべての人類から自我が失われた世界の中で、唯一、理性と意思を保ち続ける最後の指導者。それがあなたの操作する柴犬です。意思も目的も失った人間たちを「光の柱」へと導く使命を与えられます。この「人間」と「犬」の主従関係が、180°反転した世界。それが、このHUMANITYの舞台です。

 

"意思を失った人間たち"をお犬が導く奇妙な世界観の哲学パズルゲーム。

 

90年代後半から2000年代初期に発売されたいわゆる「バカゲー」「謎ゲー」「シュールゲー」の怪しい雰囲気を色濃く継承。

その当時のテレビCMをイメージしたコンセプトトレーラーもらしさ全開すぎて思わず笑ってしまうやつ。キャッチーな狂気が懐かしくてむず痒いw

www.youtube.com

 

 

 

意思も目的も失い、ただ闇雲に直進するだけの傀儡と化してしまった人間たち。

目の前が行き止まりだろうが崖だろうが構わず直進を続ける彼らを、犬となったプレイヤーが「ワン!」と呼びかけることでコントロール。

各ステージのゴール「光の柱」へと誘導します。

 

複数のギミックが展開される90以上のステージを進めることで哲学染みた物語も展開。人類は新たなステージへとたどり着く──。

 

 

馬鹿らしさと壮大さを絶妙に感じ取れる世界観とビジュアルは雰囲気抜群。マジdeアート。神々しくポップなサウンドも心地いい。

 

 

謎の黄金人間「GOLDY」集めや「7つの挑戦」と銘打った特定ステージのクリア目標の設定などトライ&エラーで何度も挑戦したくなる仕掛けもばっちり。

 

シンプルなゲームデザインながらパズル難易度は程ほどに難しい。

 

特に強制移動系のステージは、ギミック理解する前に次々と行動が展開されていくので無限リトライ地獄でしたね。

とはいえリトライさくさくなのでストレスフリー。無事解を見つけたときの爽快感プライスレス。脳みそ喜ぶアドレナリンラッシュ。

 

ステージやストーリーが進むごとに段階的にギミックが増えていく感じもとても楽しかったし、銃や剣といった武力を手にした人間たちの「死」という概念から解き放たれた狂おしいほどの特攻っぷりは色々と感じ入るものもありました。哲学ダナー。

 

 

クリア&トロコンまでの所要時間は15時間ほど。短時間プレイにも最適で隙間ゲーとしても非常に優秀。

 

攻略に詰まった場合でもPS5のヒント機能の対応や、ゲーム内ヘルプ機能も搭載されているのでパズルが苦手な人でも安心安全。

普段この手のジャンルを遊ばない人にも是非遊んで欲しいと思える楽しさと度し難い狂気がここに有る。

 

ただし集合体恐怖症の気がある人はかなりハードル高いとは思います。その気がないつもりでも割とキタ。キモさと切なさとお洒落さのバランス◎。

 

 

素直に面白かったです。懐かしさと狂気さドストライク。お犬は正義。

これからも90年代イズムを継承した不可思議ゲーどんどん量産して若年ゲーマーを困惑させていってほしいですね。

 

 

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