キミョウキテレツ!チリョウシテミル?
発売日 | 2021年7月29日 |
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プラットフォーム |
PlayStation®4 / Nintendo Switch™/ |
ジャンル |
ヘンテコ病院経営シミュレーション |
STORE |
- PlayStation Plusカタログタイトルとして配信中(※23年11月時点)
全世界で300万人を超えるユーザーが楽しむ『Two Point Hospitall』が4つのエクスパンションDLC、2つの追加アイテムパック DLC、さらに多くの要素を詰め込んだ「ジャンボエディション」となり日本初上陸!
舞台はツーポイント州。この世界ではキミョウキテレツな病気がたくさん!
プレイヤーは病院経営者になり、 ヘンテコ症状を治療しながら病院を拡張していきます!治療以外にも病院施設の設計や、 スタッフ管理、 トレーニングなど、 あなただけのオリジナル病院を 作りこめる要素が充実!
病院内のスペースに各診察室や薬局を自由に配置し、スタッフを雇用、運営するいわゆる王道の経営シミュレーションゲーム。
王道的ではあるけれどゲームデザインは全体的にとてもコミカルな内容でまとめられていて、患者の病状やその治療法もよくみるとヘンテコなものばかり。
陽気が溢れ出てピエロ化してしまった人からユーモアを抽出したり、亀のように引っ込んでしまった頭を機械で強引に引き上げたり、全身8bit化してしまった人を現代の姿にチューニングし直したり、、、真面目に不真面目でハイテクノロジーな治療方法で誠心誠意対応。
魅力度の高い装飾品で院内を飾り付けたり、診察の順番待ちの退屈を紛らわすアイテムを適度に配置したり、トイレの設置や自動販売機の補充に至るまで、ありとあらゆる方面から顧客のニーズに応え病院内の快適性を向上。
病院の評判があがりレベルが上昇すると来院する患者数もどんどん増加。混沌化していく状況の中、各ステージ毎に設けられた任意の目標をクリアしていきながら、目指すは完璧で究極な唯一無二の病院経営。
いざシミュレーションゲーム始めたら一挙集中してプレイしてしまうのはいつものことなのだけれど、このゲームはマーーーージでひたすらに遊びこんでしまいました。
個人的にここしばらくPS5不遇期間(詳細は過去記事参照)だったもんで、心の隙間を埋めんばかりに没頭プレイ。
ジャンボエディション名は伊達じゃない。追加コンテンツを含めた内容はとんでもなくボリューミー。
充実したステージ数に加え、各ステージ専用のタスクの数々をこなしているとみるみると時間が溶けていきます。
$-300,000を超えると問答無用で病院が閉鎖してしまうという縛りが設けられている中、スタッフの雇用・施設の建築・収益のバランスが存外シビアで、特に後半ステージになるほどに運営条件もなかなかに鬼畜。
考えなしに雇用&建築を繰り返してしまうとあっという間に経営破綻に陥り泥沼無限ローン地獄編がスタートしてしまうので、全体のバランスに気を配りながら忙しなく動く必要があり、溢れ来る社畜魂。
「給水機」と「ニンジン」と「お笑いボタン」を等間隔で配置しておいて、それを嬉しそうに利用しながら院内を懸命に動き回る患者を俯瞰で眺めつつ飲む"仕事"終わりのビールは最高に美味かったです。
クリア&トロコンまでの所要時間は約168時間。私は今回トロフィーまるで意識せず自力手探り状態で遊び進めたので、効率化すればあと50時間は短縮できそう。
全マップ★3でクリアはしたものの拡張版トロフィーがあと3つほど残っているので、まだまだツーポイントホスピタルの呪縛から逃れられそうにはありません。(さすがに疲れたのでとりあえず一区切り…)
バカバカしくてコミカルな世界観と、上質で濃密なSLG体験を心行くまで楽しめる良作でした。
中毒性抜群。ツーポイントホスピタルへようこそ!