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CSゲームの感想やトロフィー録など

Prison Architect: PS4 Edition

世界で最も冷酷な囚人たちを閉じ込めておけるのは、世界で最も冷酷な看守しかいません。

発売日 2016年8月23日
プラットフォーム

Playstation4

ジャンル

刑務所建設・管理シュミレーション

store

Prison Architect: PlayStation®4 Edition

PSplusではEXTRA&PREMIUMにてPS4版が配信中。

 

「Prison Architect」で、あなたは思い知ることになるでしょう、刑務所の全体構造が囚人たちの運命に多大な影響を与えうるということを。そこは社会復帰へ向けてのユートピアとなるのか、暴力的な重警備の刑務所となるのか、それとも?

たとえすべての囚人たちのニーズを満たすことができたとしても、忘れてはいけません。刑務所はしょせん刑務所、誰もそんな場所にいたいとは思っていないことを。

 

舞台はアメリカの刑務所。

そこに収監されてくる囚人達の衣食住環境を整え、スケジュールを管理。時には厳しく罰しながらも、極悪人である彼らに教育を受けさせ仕事を与え、更生をサポートしていく───

 

という建前はありつつも、そこは完全自由のシュミレーションゲーム。

どう遊ぶか、どんな刑務所を作成するか。設備の配置や囚人の処遇、運営方針も自由自在。

 

ゲーム実況界隈ではよく目にするタイトルで前からずっと気になっていたので、PSPlusのラインナップ入りはかなりありがたい。

 

 

禁制品の流通や刑務所内での暴力・窃盗・殺人。不満を募らせた囚人による集団暴動、時には穴を掘り脱出を図ろうとするものまで!

トラブルの絶えない刑務所運営には常にイベントが発生。一日たりとも気の休まる瞬間など存在しない。ズブズブと時間を忘れて遊んでしまう作業オブ作業の極シュミレーション。

 

 

目には目を歯には歯を、極悪人には厳しい刑罰を。とばかりに死刑執行の判断もプレイヤーの思いのまま。

 

愛らしい2等身で描かれてこそいるものの、おざなりに命のやりとりや凶悪な暴行事件が勃発するので自分の中の倫理観がもの凄い速度で問われ続けます。

徹底的に住環境整え教育施した囚人達が、極悪囚人が持ち込んだライターによる火災で建物諸共いとも簡単に消し炭と化すのはあまりにも酷くて思わず笑っちゃった…。

 

建物のセキュリティを上げれば上げるほど囚人たちは暴動を起こしやがり下さるので、ほどほどに彼らのニーズを聞きつつしっぽりと締め上げる…そのバランス感が絶妙で、気付けばしっかりハマってしまっていました。

プレイ時間の経過と比例して囚人への感情がどんどん失われていく感覚も看守業務の冷酷さにリンクしていて、ゲームとして妙に説得力あるのもニクイ。

 

 

ゲームモードは5種類。

 

刑務所ストーリーではストーリーを絡めつつ刑務所管理の基本的チュートリアルを学ぶことができるモードで、妙に重厚な物語が展開。

刑務所設計士は広大な敷地を自由に建築・運営できるフリークラフトモード。

刑務所長は既存の刑務所データを元にシュミレーションを進めるモードで、脱獄モードプリズンブレイクばりに囚人目線で脱獄を目指す追加DLC

そしてオンライン上のユーザーデータを自由にDLして運営できる刑務所長ワールドモード。

 

 

非効率に寄り道プレイもしつつの手探り進行でトロコンまでの所要時間は65時間ほど。久々に0.3%クラスのプラチナ取れて満足感たっぷり。

konagame.hatenablog.com

 

死刑囚ばかりを迎え入れたり、囚人たちでショップを運営させてその収益で設備費をまかなったりと、ゲームプレイの幅はかなり広いので遊び応えは十分。

拡張DLCもとても手広く展開しているのでズブズブを沼にはまり続けるのもまた一興。

 

自分の中の黒い感情を存分にぶつけることも出来てしまう、痛快でいてもどかしい良ゲーでした。


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シュミレーションゲームにハマると平気で睡眠時間を削ってしまうので10日間不規則を極めた身体に休息与えようと思います。

悪いことはしたらダメ、絶対!