太正桜に浪漫の風
12月12日発売『新サクラ大戦』
一周目クリアしたので取り急ぎ感想でも。
サクラ大戦シリーズは1,2,3とプレイ済みなものの、その記憶はすっかりパチスロ機のものへと書き換えられてしまっていたこの時分。
そんな折、シリーズとして実に14年ぶりとなる完全新作。
キャラクターデザインの一新、新しい登場キャラクター達、
オリジナル版の"if"的なミライを描いたまったく新しいサクラ大戦。
現代技術で美しく蘇った大帝国劇場内部や帝都を散策するのは素直に楽しかったし、霊子甲冑のかっこよさにはいとアガりけり。
アレンジされたBGMも最高に最高で、各キャラクターのテーマ曲もそれぞれ相も変わらず素晴らしい。ゲキテイはやはり神。
ただアクションパート、これはぶっちゃけかなり微妙でした。
サクラ大戦といえばオーソドックスな戦略シュミレーションがお馴染みだけれど今作からは一新し、無双的なバトルアクションへと変貌。
先述したとおりグラフィック面ではしっかりと堪能出来たのだけれど、色々と物足りない凡庸な内容になってしまっていて…アクションゲームとしての面白味はあまり感じられなかったかなぁ。
マップは直線的で代わり映えないし、ターゲットロックが出来ないので敵を見つけ難い。
ネタ全振りの謎テンションな合体技はめちゃ好きだけど、イベントや会話を途中で多く挟むので爽快感は得難く、敵となる降魔の種類やパターンも少ないので全体的に作業感が強い。
そしてツッコミどころの最たるを占めるメインシナリオ。
公式から箝口令敷かれてるのでざっくりとしか触れずにはおくけれど、キャラクターの心境の変化に対する説明不足・イベント数不足を感じる部分がいかんせん多く、プレイヤー置いてけぼりな感は否めなかったかなぁ…。
大枠で見れば少年漫画的な熱い展開になってはいるんだけど、どうにも打ち切り漫画臭が強いというか…。
若干のバレ込みで言うとさくら√の過去花組(特にすみれさん)切なすぎて泣ける…。
やたら豪華声優陣で固めたサブキャラクター達も、その肩書の割にはいまいち活躍の場が少なくなんだか勿体ない気も。
全体のボリューム的な意味でもサブイベントはもう少し欲しかった。
とはいえそれでもこの作品が面白くなかったかと聞かれたら答えは否。
ぐちぐちと湧き出る不満点も、終わってみたらばそれはそれ、これはこれと割り切って受け入れることの出来る愛しさと魅力度にあふれた良作でした。
なんてったってキャラクターがかわいい!!!!!!
滑らかな3DCGで描かれたキャラクター達のコロコロと変わる表情や細かな仕草にグイグイと惹かれていったし、好感度イベントの抜群の可愛さはニヨニヨが止まらない罠。
最近顔さえよければなんでもいいって言いすぎな気は自分でもしてるけど古より可愛いは正義なんだから仕方がないよね。
文句垂れてたシナリオでさえもキャラへの愛しさ高まった結果気付けばどんどん受け入れてしまっていたし、一度受け入れてしまえば花組が愛し過ぎて何度も泣いてしまうやーつ。
何より主人公神山誠十郎。彼には感謝の気持ちでいっぱい。
大神さんなら仕方ないとまで言わしめた前作主人公の大神一郎の精神とハーレム気質をしっかりと受け継ぎつつ、このゲームの魅力を高めてくれた功労者No1と言っても過言ではないと思う。
あの手この手でアグレッシブに身体が勝手に動くシステム素敵に無敵。好感が持てるハーレム系主人公は木の葉にて最強。
否定派の意見も肯定派の意見も目にしたけれど、
14年の時を経て次の時代へと進もうとする新サクラ大戦を私は応援していきたい。
神山くん主人公続投の続編出たら間違いなく買いますのでよろしくお願いします。
トロコンはいくさちゃんコンプが面倒なので早々に諦めてますが、全キャラ√クリアまでは遊び尽くす所存。
いい大人になってようやくこいこいのルール把握出来たので世界こいこい大戦の方は頑張ってみようかな。これに関しては月日の流れに感謝。
※2020/1/10追記 トロコン達成しました!
2周目になるとイベントスキップできるようになるのありがたいけどバトル中の会話イベントもスキップできたらよかったなぁ… それかいくさちゃん中はイベント全カット…。ブロマイドの場所が表示されるのは助かる。
いくさちゃんは根気との勝負。こいこいたのしい。花組かわいい。
令和に息吹く浪漫の風を感じつつ、
勝利のポーズ・・・決めっ!