2017年に3DS用ソフトとして発売されたアライアンス・アライブ。
2019年10月10日、グラフィックなど一新しリマスターしたHD版がSwich/PS4で発売。
2017年当時は丁度積みゲー最多期で、解決策として「PS4のゲーム以外テコでも買わない」と決めていた暗黒期でもあったので、泣く泣く購入見送っていた今作。
専売ゲームもいいけれどやっぱりハードマルチ販売は嬉しい。
あ、ハード絞ったところで積みゲは減らなかったので今は縛りプレイは解禁してます。積みゲ道に逃げ道などない。
9人の主人公が織りなす群像劇ファンタジーRPGの肩書通り、次々と操作キャラが切り替わりながら進んでいく物語が次第に一つの物語として収束していく過程はとても面白かったし、
王道ど真ん中なファンタジーの世界観、そして9人(12人)のキャラクターの誰を主人公に据えてもいいくらい各々魅力に溢れていて、全員推せる素晴らしさ。
ゲーム全体に様々な小ネタや遊び要素が盛り込まれているにも関わらず、ゲーム全体のボリュームはとてもコンパクト。
キャラクターの数が多い分サイドストーリーがもう少しあっても良かったかなと思わなくもないけれど、このコンパクトにまとまった遊びやすさが今作の最大の魅力。
未予習初見の一周目でクリア時間は40時間ほど。
シンボルエンカウント×ターン性のバトルシステムもHD版から搭載された4倍速モードで楽々快適。
「剣」「斧」「弓」など7種類の武器と、素手で戦う「体術」など、キャラクターに問わず自由に装備できるのもとても良かった。
魔法少女に肉弾戦させたり、猫耳魔族に大剣振り回させたりなんだかグッとくるアレ。
レベルの概念がなく戦闘の経験によってランダムでHPなどが上昇していったり、同じく経験による「閃き」システムで次々と特技が増えていくのも非常に楽しかった。
武器を犠牲に発動する一撃必殺技[ファイナルストライク]も駆け引きのひとつとして面白かった。
乗り物を次々と切り替えて冒険していくのも最高にファンタジーRPGしていたし、
方舟「ブリューナク」に次々と街で勧誘した人々がギルド員として乗り込んでくる"みんなで世界を救おう感"が愛しくて嬉しくてなんだかすこし泣けました。
シンプルかつぎっしりと「王道ファンタジーRPG」を突き詰めた作品で、短い時間の中でもがっつりと愛着と愛情を持つことが出来た一本。
先頭キャラクターによって台詞が変わるので差分みたさに12周するのもやぶさかではないけれど、ひとまずトロコン目指して10時間以内クリア目指そうと思います。
ほんともうみんなすっき。
暗黒期の良3DSゲー全部HDリメイク化して…
そして終わらない積みゲ道—————to be continued